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​熊本の山を走りまわって育つ

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走る豚

熊本県菊池市の標高400メートルの牧場で育てている放牧豚です。

放牧場について

​​ 走る豚の放牧場は熊本県のやまあい村に30ヶ所あり、畑、クヌギ山、栗山、竹林などです。夏場は日陰の多い放牧場、冬場はひなたの多い放牧場を選んで飼育します。通常の養豚1頭辺りの面積の約80倍の 、1,000平方メートルに15頭ずつ放牧し、それを常時10ヶ所設定しています。出荷が終わった放牧場は耕転して牧草やじゃがいもを植えて畑にしたり、しばらく休ませたりします。そうすることで、放牧場の菌や環境バランスを整え、豚の病気や寄生虫の発生を抑えます。

特徴

 放牧のため、肉に臭みはありません。

 ゆったり運動し、休み、しっかり食べて育つので肉質は柔らかすぎず、硬すぎず、旨みが多くなります。飼料は食料残さではなくやまあい村専用の飼料を与えるため、年間を通して肉の味は安定しています。ただ、放牧の性質上、常に外気に触れるので、脂のノリは冬場が多めです。

飼料

 基本的にやまあい村専用の非遺伝子組み換え飼料に西日本産の広葉樹の木の皮の炭を混ぜて与えています。

 補助的に(全体の10パーセント程度)近隣の有機、もしくは自然栽培農家さんからいただいたさつまいも、サトイモを中心に人参、米糠等を与えています。そのほかに放牧場にある収穫し損なった野菜、どんぐり、雑草、葛の根、笹、栗、土に含まれるミネラル分を食べます。もっと地域の農家さんたちと連携してその割合を高めたいと思っています。

飲み水

 阿蘇外輪山系の井戸水で、人と共通の飲み水です。鉄分を多く含みます。

放牧期間

 通常の養豚では生後10日ほどで離乳するのに対し 、走る豚は生後30日まで母豚と過ごします。免疫力を母乳からなるべくもらうためです。その後、広めの小屋で生後45日まで過ごしたあと、小さめのパドックに移動します。ある程度大きくないと野犬やカラスにねらわれてしまうため、完全に放牧するのは生後3ヶ月ほどです。それから生後7、8ヶ月で出荷となります。

豚の免疫力向上の為に

 放牧することにより豚のストレスが軽減されるのはもちろん、日光浴によるビタミンDの増加効果もあります。また、放牧場に赤土やミネラルに富んだ山の土を入れたり、飼料に炭を混ぜたりすることで肉の消臭効果や腸内環境を整える効果があります。

抗生剤、ホルモン剤など

 基本的に抗生剤、ホルモン剤等は使用しません。風邪を引いても様子を見て、自己免疫で治してもらいます。ただ、人間が管理する以上、死なせたくはないので、どうしても必要だと判断した場合のみ獣医師に治療をお願いします。その際は出荷までに定められた薬の休薬期間の2倍の期間を置いて出荷します。

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